品薄なるかもしれない・・・

どうもヒグマです。
2・3日前、とある卸さん(2社)から「リレンザの入荷がちょっと厳しい」と言われました。
でも他の卸さんは「まだ大丈夫」だって。


(。・ε・。)ムー


どうやらタミフルの耐性株が出てきたらしく、それでいんちょーがリレンザばっかり使い、タミフルは吸入とかできない乳幼児や一部の患者しか・・・。

リレンザの供給増を要請=タミフル耐性ウイルス対策−厚労省

 治療薬タミフルに耐性を持つインフルエンザウイルス「Aソ連型」が全国に拡大していることから、厚生労働省は28日までに、耐性ウイルスに有効とされる別の治療薬「リレンザ」の製造販売元「グラクソ・スミスクライン」に対し、今冬の供給量を増加できないか要請した。
 同省によると、今冬、インフルエンザ治療薬としての国内での供給予定量は、タミフルが約900万人分なのに対し、リレンザは約300万人分。「リレンザがすぐ足りなくなることはないが、万が一の事態に備えてお願いをした」(医政局経済課)という。
 同省ホームページ(HP)上の「インフルエンザQ&A」についても、うがいや手洗いの徹底など、耐性ウイルスへの対処法を盛り込んだものに改定し、週内にも掲載する。全都道府県には同日付で「Q&A」の内容を通知した。(2009/01/28-19:53)

んで感染症情報センター内で探したら・・・ありましたよ。

2007/08シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析
(Vol. 29 p. 299-307:2008年11月号)

1.流行の概要
2007/08シーズンの流行の始まりは例年より1カ月以上早く、1987年のサーベイランス開始以来最も早い流行の立ち上がりであった。患者発生数のピークは第5週目にみられたが、ピーク時の患者数は過去10シーズンで2000/01シーズンに次いで2番目に少なく、流行規模も例年より小さかった。全国のサーベイランスネットワークから 4,476株のウイルスが分離され、流行の主流はAH1亜型で全分離数の82%を占め、AH3亜型、B型はそれぞれ11%、7%であった。

A/H1N1ウイルスは、2002/03シーズンから2シーズンは流行がみられなかったが、その後4シーズン続けての流行となり、2007/08シーズンは流行の主流を占めた。流行株の大半はワクチン株A/Solomon Islands/3/2006と類似の抗原性であったが、抗原変異株であるA/Brisbane/59/2007類似株が増加する傾向がみられた。

2007年11月から欧州を中心に抗インフルエンザ薬オセルタミビル耐性H1N1株の流行が起こり、ノルウェーでは分離株の67%は耐性であった。この耐性株はノイラミニダーゼ(NA)蛋白にH275Yという特徴的なアミノ酸置換をもっていた。これら耐性株は今冬のワクチン株A/Brisbane/59 /2007と抗原的に類似しており、また、別の抗インフルエンザ薬ザナミビルには感受性であった。2008年に入ってからは、オセルタミビル耐性株が世界中で分離されるようになり、南アフリカ、中米(ホンジュラスニカラグア)などではH1N1分離株のすべては耐性であり、オーストラリア(分離株の 74%)、ロシア(分離株の45%)などでも耐性株が急速に増加してきている。現時点で世界のH1N1分離株の35%はオセルタミビル耐性となっている



なので、皆さんちゃんと予防してください。m(._.〃)mお願いします。


平成20年度今冬のインフルエンザ総合対策について